Apple Vision Proが、2025年7月8日、私たちの研究開発用デバイスとして仲間入りしました。

まず目を引くのは、美しいホワイトな筐体。手に取るとずっしりとした重みがありつつも、装着感は驚くほど軽やかです。柔らかなとヘッドバンドが頭部をしっかり支え、長時間でもずれたり痛んだりすることがありません。まさに「着けているのを忘れる」快適さです。

Apple Vision Proの操作は、視線でウィンドウを選び、親指と人差し指のピンチジェスチャーでつかむ──この2つだけで完結します。現実の景色にウィンドウが重ね合わさる瞬間は、まるで目の前に新しいレイヤーが出現するかのよう。まるでアニメやSFのワンシーンに足を踏み入れたような没入感があり、次々とアイデアが湧いてきます。

これまで私たちはiOSe、iPadOS、watchOS向けにアプリケーションを開発してきましたが、visionOSを活用した“空間コンピューティング”にはこれまでとは異なる可能性があります。社会課題の解決が難しかった領域にも、新たな視点と体験を提供できるはずです。

昨年３月にはApple Vision Proデベロッパラボにて特別なプログラムに参加し、Apple Vision Proのアプリケーション開発を体験。その学びを経て一年──いよいよ実際にプロダクト開発を始動できます。研究室のチーム一同、この機会を最大限に活かし、多様なアイデアを形にしていくつもりです。

Apple Vision Pro を手にした今、飯村研究室の挑戦は新たなフェーズへと突入しました。これからどんな未来を描き、どんなアプリケーションを世に送り出すのか。どうぞご期待ください。